「阿波の楽園 海部川」
三好和義はこよなく、故郷・徳島を愛している。
それは写真集「ぼくのふるさと 阿波吉野川」を見れば判る。
吉野川の源流から、幼い頃遊んだ河口まで、幼少の忘れがたい記憶、郷愁が溢れている。
そして、この「阿波の楽園 海部川」。
これは、特別な成り立ちで作られた写真集。徳島県にある海南町が地元の川、海部川に注目してもらおうと、作られた写真集。一般の書店には流通しなかった。
この写真集の解説は日本を代表する女優、吉永小百合。三好は「映画女優」から「長崎ぶらぶら節」まで幾たびか吉永小百合を撮影している。その縁で、この序文を直接依頼。それを吉永小百合は快諾。しかも、この序文は彼女の直筆で書かれている。
それも、三好の故郷への愛を感じたからこその事。
この本の印刷は「印刷のハイビジョン」とも言うべき高精細印刷HP700で印刷されている。通常の印刷は175線。16倍の細やかさで、水しぶきが表現されている。