三好和義プロフィール
1958年徳島県徳島市生まれ。幼少の時、実家はバナナの輸入業を営んでいた。バナナを熟成させる室(むろ)で南国を感じながら成長。小学校の時、大阪万博の会場をめぐり写真を撮り、写真の魅力に開眼。14歳の時、地元の「徳島新聞」に吉野川で撮影した作品が掲載。初めて報酬を貰う。この時にプロの写真家になることを意識する。


17歳の時には二科展に入選。銀座ニコンサロンで個展開催。どちらも当時、最年少記録で話題になる。大学時代には雑誌「ブルータス」などで活躍。広告写真の分野ではAPA特選。85年にはデビュー写真集「RAKUEN」を出版、写真集としては異例のベストセラーになる。この作品で、木村伊兵衛賞を最年少(当時)で受賞。以降、「楽園」をテーマに「タヒチ」「モルディブ」「沖縄」「ハワイ」など写真集を数多く出版。


98年には日本ユネスコ協会の依頼で「日本の世界遺産」を撮影。国際交流基金がこの作品を買い上げ世界で巡回中。2000年には豪華本で「屋久島」を発表。銀座和光ホールで写真展を開催。


03年「伊勢神宮」を、04年「四国八十八ヶ所」を発表。国宝を多く含んだ、仏像の写真集「極楽園」を08年に刊行。同年「中国の世界遺産」も発表。09年、京都御所、桂離宮、仙洞御所、修学院離宮を一冊にまとめた豪華本「京都の御所と離宮」を発表。10年銀座和光ホールで写真展も開催した。11年「世界遺産 小笠原」を発表。正倉院の御物を08年から毎年撮影。大阪市立東洋陶磁美術館の収蔵品の全てを撮影。13年「伊勢神宮式年遷宮」を撮影、作品を奉納した。14年春ニッコールクラブ顧問に就任。
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